今日も青空がひろがったが風が冷たく、2月らしい天気となった。
ただ、暖かい日が続いたので庭の花たちは例年より早く咲くものが多い。
昨年秋に種子を蒔き、発芽した小さな芽を育てた矢車草はもうつぼみが上がっているし、同じころ種子を蒔いて育てたストックは花芽が色づいて明日には開きそうな気配だ。
あんなに小さな種からよく無事に育てくれたと大げさに言えば感無量。小さな種子のなかには花のイメージや春の空まで閉じ込められ、葉っぱを展開し、花を開くことでそのイメージを世界にひろげるのではないだろうか。
ストックの淡い黄色の花も春の空も小さな種子が昔、夢見たものかもしれない。
わたしも花たちの種子に見習って、たくさんの夢を世界に描いてみたいものだ。
なーんて。
今日も障子を2枚張り替えたが一枚は失敗作だった。紙がよれてしわができてしまった。すごく目立つというほどではないがきれいに紙が貼られた障子と並べるとやはり気になる。ただ、4枚ある障子のいちばん端で、半分くらいタンスで隠されているのでようしとした。
午前中は小島直さんの歌集を読んで、好きな短歌をノートにかなりの数書き記した。あと少しで読み終える。本当は午前中に詠み終えるつもりだったが、いろいろやることがあってあと少しというところで本を閉じた。
昼食後は車に乗って駅前のスーパーマーケットに買い物へ。夕食のお米を買いたかったので車で行った。三月三日のひな祭りのために、ひなあられも買った。
家に帰って、買い物を冷蔵庫にしまうと玄関にチャイムが鳴り、近所の友だちが・・・・。
夕方になっていたが家に上がってもらい、ミルクティーを飲みながら久しぶりの対面の会話を楽しんだ。張り終えた障子も見てもらった。
友だちが好きというパンとチョコレートをもらった。バレンタインのチョコレートを友だちに思うことにした。友だちはわたしの誕生日を知っているので。
湧き上がる青紫の光となりクロッカスの花庭に咲きそむ
湧き上がる水の穂先は並列し風に押されてかたちを変える
障子戸にはさまれ床に落下するカメムシのもがき目を離せず