きれいな夕暮れに出会った

 今日の東京は猛暑日となった。

 わたしが住んでいる片隅の街も暑くなり、朝8時から居間のエアコンを入れた。夜はもちろんずっとエアコンを入れっぱなし(ただ設定温度は29度)。

 コンビニに2回行った以外は日中は家の中で過ごした。一回目はSONPO美術館の入場券を入手するため。2回目は冷やし中華に使うトマトを買うため。

 エアコンが効いた居間では亡き短歌の先生の歌集を読んだり、手作りマスクを作ったりした。

 昼食後は少し仮眠をとった。

 目覚めて少したち、近所の友だちから電話があった。わりと近場にある美術館にいっしょに行きませんかと誘ったのだがそのことわりの電話だった。コロナウィルスの感染拡大を受けて、展示物のない美術館を楽しむという面白い企画の展示会を新聞で見つけて誘ったのである。車で行けばわりと簡単に行けるので、時間を見つけてひとりで行くことにしよう。友だちとはおしゃべりを楽しんだ後、電話を切った。

 夕方5時半になっても外はまだ昼間の熱気が充満している感じだ。6時近くになり、暑さはそのままだが散歩にでかけた。いつものの古墳のある公園までだが、少し散歩のコースを替えた。

 紫陽花苑のある公園の端のほうに行かず、もう一方の端から近くにある小さな公園へと移動した。この公園は土地の段差を生かして作られ、下のほうには細長い池がある。そこに一羽だけ軽鴨が石の上で羽根を休めていた。その姿を見て、もしかして軽鴨ルパン?と思った。いつもルパンと会っていた川から離れている、鳥ならすぐ移動できる距離だ。ここなら日中の陽射しを避けられるから、こちらを昼間過ごす場所にしたのかもしれない。

 この公園から駅に向かい歩いた。きれいな夕焼けを木立の間や家々の屋根の上に眺めながら。夕方の散歩には夕焼けを見るという楽しみがあると気づいた。柴犬レオと夕方散歩した時は、よくきれいな夕焼けを楽しんだものだが、いつの間にかこのことを忘れていた。

 

  夕焼けの写真がアップロードできないので、写真なしで公開します。 

  違う方法をトライしても失敗しました。今朝試してもできません。