3月のあたたかさ、午後から美容院へ

 
 朝の冷え込みは厳しいが時間が進むにつれて暖かくなった。天気予報によると最高気温は3月の気温になるらしい。
 珍しく(?)朝寝坊し起きたのは7時半。音信が途絶えた友だちが目覚める前の夢に出てきた。現実の友だちには息子さんがいるが夢では娘さんといっしょだった。誰かの車に乗ってわが家の近くに友だちが娘さんとやってきた。わたしは再会を喜ぶ。帰りはわたしが車で送っていくと言い、友だちがお願いすると答え、そこで目が覚めた。
 老犬ももこの介護が大変だった頃、友だちに電話をしても返信がなく、連絡が取れなくなった。ももこと友だちとの別れが重なり、哀しい思い出となっている。
 昼食後、美容院に行った。年末に行けなかったので年明けて早めに、と思った。
 美容院は空いていて、カットだけなのですぐ終わった。この美容院は老犬ももこが死んでから通うようになった。ももこがいるときといなくなってからと、生活が少しづつ変わってきた。変わっていないこともある。ももこがいた時と同じように庭仕事をやり、短歌を詠い、明治神宮の歌会に通い、水彩画を描いている。
 

 蝋梅のつぼみ陽に照り名無しの木と思ひしわれにその名を知らす

 蝋梅のつぼみふくらむ寒中に咲く黄色の花は盛夏を知らず

 盛夏を知ることのなきろうばいの花は香りて虫おびき寄す