昨日は武蔵小杉の歌会へ

直りかけの風邪が足踏み状態で抜けきらず、ややゆううつな毎日。

昨日も体調はあまりよくないが月に2回開かれるいつもの歌会にでかけた。

こころの内ではひと月ほど歌会から遠ざかりたいとまで思っていた。来年早々,月謝を支払うので切りよく1月は2回とも休みにして、2月から再開しようかと考えていた。

 ただ、歌会の仲間の顔を見ると、この話は切り出せず、これまでの流れで続きそうだ。体調が良くないのが歌会から遠ざかりたい第一の理由なので、体調を整えるしかない。

 その他の理由もいくつかあるが、多分、この歌会に通うみなさんも口に出さないがいろいろ考えていることはありそうだ。

 マスクをして歌会にのぞみ、ときどき咳が出そうになったが咳き込むことなくなんとかしのいだ。ただ、顔が赤くほてっていて、歌会の仲間から熱があるのではないかと心配された。熱はないと思うと答えた。今回の風邪は熱はさほど出なかったように思う。

いちばん症状はひどいとき体温計がなかったので断定はできないが。

 体調の悪さと半比例するわけではないが、わたしが歌会に提出した(今回は前の歌会を欠席したので葉書に書いて送った)3首のうち2首が先生に選歌された。

 そのうち1首は初句と二句が「実に立派な描写であり表現です。感服!!」と先生に褒められた。

 風邪のひきはじめのとき、明治神宮月次歌会に行くため、山手線に乗りながら見た光景を詠った歌だ。

 先生に選歌されたもう一首はテレビで見た映像をもとに詠った歌。

 

タピオカの小さなつぶつぶ青空とビル映しをりひとつひとつに

 

 「先生はタピオカをご存知なのかしら」という人もいた。

 

三首目は先生に選歌されなかったが、添削が加えられていた。その添削には疑問を感じる。添削を生かしつつ、自分なりに推敲を重ねるしかなさそうだ。

 

時折りの鼻歌交へ浸水ししわが家にひびく大工の槌音 (元歌)

 

浸水せしわが家に時折大工らの鼻歌流る槌音に交じり  (先生の添削にわたしの推敲を重ねて)

 

浸水せしわが家に響く槌音に時折交じる大工の鼻歌   (先生の添削にわたしの推敲を重ねた第二案)

 

 二案目が今のところいちばん良さそうだ。