武蔵小杉の歌会へ

 今日は建国記念日。朝は冷え込むが日中は陽射しがたっぷり。

 午後から歌会にでかけた。東急線武蔵小杉駅前にある高層ビル内の一室で開かれる。

 昨年の7月から歌会の指導を行う先生が欠席のまま歌会が行われている。

 昨年は歌会の仲間が他界したり、いろいろな事情で会を脱会したりがあったが今年は新たに参加する人が1名増えた。

 先生が不在で参加する人も減る一方と悲観的に考えることが多かったが、一名加わってくれたことで元気になれた。

 いつものように司会者が指名しつつ、みなさんの歌を1首1首取り上げ、どこがいいと思ったかとか気になるところはないかなど感想を述べたり講評をする。

 先生にもあらかじめみなさんの歌、全20首をプリントしたものを送り、すべての歌の評価や添削を書き込んだものが歌会のまとめ役の人のところに送られる。

 歌会では司会者が先生が送ってきたものに目を通しながら、そのポイントを伝える。

 歌会の前に1人に付5首いいと思った歌を選び、司会者に伝えてある。先生はそのときどきでいいと思った歌を選歌する。1首もないこともあれば、7首くらい選ぶこともある。 

 歌会の最後に、選ばれた数が知らされる。誰が選んだかは先生だけが明らかにされ、他は伏せられる。

 新しく加わった人の歌が先生からいい評価を受けた。いい仲間が増えて良かったと思う。

 

群をなす魚影のさまの冬の雲カメラを取りに行く間に消えつ (元歌)

群をなす魚影のさまの冬の雲カメラを取りに戻る間に消えつ  (先生の添削)

 

青空に透彫さるる白蓮の枝の先端つぼみが立てる      (元歌)

青空に透彫さるる白蓮の柄の先端につぼみが尖る       (先生の添削)

 

マフラーの個性を見せて制服の女子高生連なり歩く     (元歌)

マフラーに個性を見せて制服の女子高生が連なり歩く    (先生の添削)

 

こんな歌も詠ってみた

 

小刻みに川底を探る白鷺の足もと見ながら川を離れる

 

晴れわたる冬の大空ようようとチョウゲンボウが旋回しをり

 

人間の飛ぶ道具なる飛行機はまつすぐ冬の大空をゆく

 

電車に話し盛り上がり女の手男の腿を打つ音ひびく