武蔵小杉で開かれるたちばな会の歌会へ

桜の開花宣言が発表されてから、肌寒い日が多い東京。ゆっくりと桜に咲いてもらおうという配慮だろうか。

 今日は月に2回参加しているたちばな会の歌会が開かれる。

 午前中、弟から郵便物を取りに来ると電話があり、昼過ぎにはでかける旨を話すと早い時間に家に来てくれた。郵便物をわたすとお茶も飲まずに2階に上がった。

 早めに昼食を軽く食べ、急いで支度をしてでかけた。

 歌会の会場はいつもより少し広めの会議室で、参加する人数が先生をふくめて9名とそれほど多くないのでがらんとした感じになった。

 先生は24首の短歌から1首だけをよい歌として選び、全体的に手厳しい講評が多かった。

 わたしが出した歌のうち1首は先生が添削してくださり、よりよくなった。

 

元歌 「日が落ちて庭のひとところ白じろと梅の一樹が満開となる」

 

先生が添削した歌 「日が落ちて庭のひとところ満開の梅の一木しろじろと浮く」

 

 元歌は日が落ちて梅が満開になったと捉えることもできる。昼間、満開の梅が暗くなり白じろと夕闇に浮かんで見えるというふうに詠ったほうがよりはっきりと読み手に伝わると先生は言われた。

 もう一つの歌は

銀座線を降りる人らの服装に冬と春ありやよいの五日

 こちらは歌会に参加した人たち5人から選歌された。先生もよくできている歌と評してくれた。

 

 今日詠った歌を。

 

往きの道にふわりとひろがる桜花帰りには地に貼りつきていたり