この夏初めての西瓜

 気温は上がらないが湿度が高い。

 午前中は陽射しが出たが午後から雲が多い空模様へ。

 ほとんど家にいて、8月になってから詠った短歌の推敲をした。

 8月10日から20日までの間に、ワードで打ち込んだ短歌は97首。

 ほとんどの歌がさらなる推敲が必要な歌で、1首1首に向き合うのはかなりのエネルギーがいる。このままではよくないと思いつつ、どのように直せばいいのかわからない歌もいくつかあって、なかなか進まない。

 この97首から30首、もしくは50首を選んで、タイトルをつけて構成したい。

 もちろん、これ以降に詠んだ新しい歌を差し替えることもあり。ただ、どこかで線引きをしないといけない。自分でやろうと思い、やっていることだから、自分で締め切りをつくらないといけない。

 夕方になり、玄関に訪ねてきた人の声が聞こえるので出ると、近所の友だちがいた。

西瓜を持ってきてくれた。独り暮らしだとよほど好きなら別だが西瓜を買うことはあまりない。友だちが持ってきてくれたのがわたしにとってこの夏初めての西瓜だ。

 父母がいた時は、夏になると大きな西瓜を買ってきて、食べきれないと思いつつ、3人で何回かにわけて食べてしまった。父が西瓜が好きで、母とわたしはそれほどでもないが、父に付き合って食べていた感じもある。

 なつかしい西瓜をもらって、こころのなかがうるおった。ありがとう。

 友だちは家に上がって、老犬ももこにお線香をあげてくれた。いっしょに何回も散歩したよね、とももこに話しかけてくれた。友だちの犬とももこと、よく歩いたことが思いだされる。

 

腎臓を病みゐて真夜に泣く犬を膝に抱きよせなでてなだめき

 

逝きし犬に話しかけむとするときに激しき音の夕立降りくる

 

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老犬ももこがいた2016年の夏の花壇で咲いていた紫のグラジオラス

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柘榴の実がひとつふたつ実った