短歌に戻ろうと思う

 思い返せば、梅の収穫や梅の手作りに時間をかけて、短歌から少し遠ざかったかなと思う。

 6月に入り、1~3日は大宮図書館に通い、永井陽子さんの短歌三昧といえばそうだが週末と日曜は梅三昧だった。

 午前中はワードの「2021年5月の短歌」ファイルを開いて、5月末に詠んだ短歌を入力した。「6月の短歌」ファイルはまだ作っていない。6月も7日になったのに。

 大宮に行ったときに詠んだ短歌はラインのキープメモにメモしてあるが、ここからさらに想像をふくらませていろいろ詠んでいきたいがその時間がとれない。

 

 今日も午前中は梅ジャムと梅干をもって近所の家に行き、そこの奥さんに手渡した。梅干しを作りたいと言っていたが、梅干し用の梅があまりとれないので、昨年作った梅干をあげることにした。

 わが家の梅干し用に、大きく熟して橙色に染まってきた梅をとった。まだ熟し方が足りない梅が多いが、あまり熟視しすぎると自らの重みを落ちてしまい、傷つくのでやや早めにとるのがいい。

 やっと3キログラムほど取れた。4キログラムの梅を塩漬けにしようと思っていたが、3キログラムに減らす方向で考えている。なんか梅に付き合い過ぎて疲れた。このくらいでやめにしたほうがよさそうだ。

 次はスモモが待っているし・・・・・・。

 

 浜松の友だちからメールがあり、ワクチン接種の予約ができたと言ってきた。近所の診療所にダメもとで電話をしたら、あっさり受け付けてくれたそうだ。友だちのところには予約券がまだ送られてきていないが7月と8月に予約だできたとのこと。

 わたしには予約券が送られてきたのに肝心の予約ができず苦労している。これを格差といわず何と言えばいいのか。同じ日本に住んでいて、なんでこんなことが起こるのだろう。東京都は人口が多いからしかたないということになるのだろうか。それだけ接種機会を得るのに競争があると。

 人口が多いところこそ、早く接種したほうがいいと思うが。

 友だちに大宮図書館に調べものに行った話をして、その話を歌人の名前を言わずに話していたら、もしかして永井陽子さん?と聞かれた。そう、永井陽子さん。友だちは永井さんの短歌1首をすらすら口ずさみ、この歌が何となく好きと言った。

 

人ひとり恋ふる悲しみならずとも夜ごとかそかにそよぐなよたけ

 

 永井陽子さんは好きな歌人と友だち。こんな身近に永井陽子さんを好きな人がいたなんて。

 永井陽子さんが友だちと一緒に作った同人誌「詩線」を大宮図書館に見に行った話をして、永井さんの短歌のどんなところが好きかとか、同時代の女性の歌人たちにはかなり批判を受けたようだと話した。

 相聞歌の話になり、永井陽子さんの短歌には相聞歌がないと言う人もいるがそんなことはないと話した。

 永井陽子さんの短歌が好きという人に出会って(それは旧友だった)、わたしは水を得た魚のように次々へと「詩線」を読んで感じたことなども話した。