靖国神社創立記念祭に向け短歌1首を送る

朝から冷たい雨が降る。

 昨夜は歌会の緊張が尾を引いていつもの時間になっても眠くならなかった。

 意を決して、夜の11時半ごろ、墨を摺った。靖国神社の創立記念祭で募集している献詠歌を書くためである。献詠の和歌は半紙に墨書して送るという決まりだ。

 この歌はだいぶ前から送ろうと思い、ノートに書き留めていたが昨日になり急に歌の一部を直したくなった。小雨のなか近くの川沿いに桜の様子を見に行ったとき、直そうと思った。

 直してより良くなったが短歌として力強さが欠けるような気もする。

 だがこれ以上考えられないのでその歌を墨書した。

 書き終えて昨夜眠りについたのは日が変わった午前1時半過ぎ。

 朝、目が覚めたのは7時少し少し前でいつもに比べて寝不足だが起きた。

 昨夜墨書した短歌をもういちどチェックして、午前中に投函した。

 

 今日は一日中冷たい雨が降り、気温が上がらず寒かった。日中は過ごす居間にはエアコンの暖房を入れ、掘り炬燵のヒーターも入れた。

 昨日の歌会がほぼ一日後を引いていた。

 歌会の後に参加者で協議会を開いた。自分たちで歌会を運営しているので、何か変更があるときは話しあってみんなの意見を聞き、挙手で決める。

 参加者のうち3人が退会したので歌会を運営するための資金が足りなくなり、毎月の受講料を値上げするという議題だった。

 退会したメンバーのうち二人は健康上の理由で、ひとりは歌会そのものへの不満だと推測できる。

 だが話し合ううちに残っているメンバーのなかにも不満を持っているとまではいえなくても、どっちにでもころびそうな不安定な人が何人かいることがわかった。

 受講料を払いながら自分たちで歌会を運営し。さまざまな負担を分担している。受講料の額と、運営の負担と、先生の指導の内容とのバランスでなんとかメンバーが

現在は留まっているがそのバランスが崩れればやめる人もいるだろうと思えた。

 もちろん、わたしのそのひとりである。仲間との交流を大切に思う人もいるだろうが負担が増えればそんなことも言ってられないし、先生の指導に不満を持てはもちろんそうだろう。

 こんなことを考えながら、図書館から借りてきた歌集を読み、炬燵に入って雨の日を過ごした。 

 午後になり眠りなり、炬燵に横になりうとうとした。そんなに眠らなかったと思う。

 テレビがついていて、天皇陛下の即位30年を祝う式典をライブで放映していた。

 平成の終わりがもうそこまで。

 

まだ萌えぬ花水木のえだ街灯の青き光に銀色に光る

 

住む街へ降りてゆく坂立ち止まりわが町の灯をしばし眺める