昨夜は雨が降っていたようで、朝起きると庭の土が湿り、木々に水滴が光っていた。
そのまま曇りの天気だったがお昼頃から晴れ間がひろがるように。
空模様を見て洗濯機を回した。
午後はすっかり晴れて陽射しがいっぱい。
庭に出て白い花桃の枝を高枝鋏で何本か切った。乙女椿も何本か。それとは別に芽吹きはじめた栗の木の伸びた枝を軽くそろえるように切った。芽吹きを見るとあまり短くは切れなかった。
花が咲いている花桃の枝と乙女椿、栗の芽吹いた枝を玄関に置いてある花器に活けた。
残りの乙女椿は老犬ももこの遺影のそばに置いた花瓶に活けた。
春の彼岸を終えた墓地は静かだったが、1か所、喪服の人が集まっているお墓があった。法要に参列した人たちかもしれない。
父母のお墓に供えた花から傷んだもの、咲き終わったものを取り除き、花桃と乙女椿を加えた。
彼岸前から供えた花がまだ元気なものがあり、この墓地で咲き続けたことが少し悲しかった。
墓参りより帰り、デジカメを持って近くの川沿いの桜を撮りに行った。何人かの人がスマホを持って撮影していた。欄干の下に座って桜を眺めながら缶ビールを飲んでいる人もいた。
わたしはさまざまなアングルで、広角とズームを変えて桜を撮った。
白い雲が北西の空に高く湧きあがり、桜の木の背景にちょうどよかった。
だがこの雲が天気の変化の予兆であるとは気づかず・・・・・・・・。
桜を撮り終わって家に帰ると、まもなく天気雨が降り、やがて雲が空をおおいさきほどの青空はどこへ?という空模様になった。
変わりやすい天気についていけなかった3月最後の日曜だった。
植木屋に伐らせし常緑一木 切り株に春の陽が横たわる