大田区短歌大会に行く

 秋晴れのさわやかな天気に恵まれ、朝早めの時間に家を出て、大田区短歌大会に行った。
 昼ごはんの弁当をありあわせのもので作った。トマト味の野菜スープと茹で卵、家で採れた柿をデザートは切ってそれぞれタッパーウエアに入れた。駅の店でおにぎりを一個買った。
 蒲田駅で池上線に乗り換え、二つ目の池上駅で降りる。池上本門寺の隣にある池上会館で10時から開かれた。
 この短歌大会は4回目だが今まででいちばん列席者が少なかった。
 短歌を送った参加者もいちばん少なかったがいい歌が多かったように思う。
 講師の先生が当日会場に来た人の歌を全部講評してくださる。
 この大会に参加した初めてのときは互選賞、二回目は選者賞をいただいたがその後はずっと賞とは無縁になった。やはり、賞というかたちで認められるのはうれしいのでいい歌をめざしてがんばりたい。
 講師の方がわたしの歌を講評したことばは納得できるもので、さっそくそのことばを取り入れ自分で歌を直そうと試みたがうまくいかなかった。時間をかけて歌の推敲をしたい。
 講師の方は歌の講評だけでなく、斉藤茂吉の食べ物の好みや家族関係など素顔を語り、会場を笑わせた。うなぎが好物で、故郷の味噌を愛し、ぬるぬるした食べ物が好きだったそうだ。
 会場でたまたま隣り合わせた方と言葉を交わし、帰りはぐうぜん一緒になったので途中までその方と歩いた。
 近くにごまのお店があって、けっこう美味しかったというのでいっしょに店に寄った。
 ごまを豊富に使ったさまざまな佃煮や飴類、お萩などを売る店で、じゃこと胡麻の佃煮、昆布と胡麻の佃煮、胡麻と黒糖を使った飴を買った。
 家に帰り、味見をすると買ってよかったと思う味だった。塩分をひかえめにしている分、甘味があるがおいしい。