横浜の短歌教室に行く

 午前中は雨が残ったがお昼頃から降りやんだ。

 5語から横浜で短歌教室が開かれるのでちょうどいいタイミングだ。ただ、東横線が朝方のほかの鉄道会社の事故をうけて、ダイヤが乱れているとの情報があり、心配したが杞憂だった。

 いつもと同じ時間の電車に乗り、おなじ時間に着いて、横浜ルミネの教室にたどり着いた。違うのは先生で、いつもの高野公彦先生ではなく、歌人の影山一男さんが講師だった。

 本人が自分の短歌を読み上げて、先生が講評する。わたしの短歌は上句はいいが、下句が良くないといわれた。短歌に切れがなく、リズムが良くないと。句またがりにして、4句と5句をひっくり返したほうがいいと言われた。推敲の時、どうしてそうしなかったか、多分、句またがりを避けたかったからだろう。

 他の人たちの短歌も、先生の指摘と直しで良くなった歌がほとんど。つまらない歌をよりおもしろくする方法を学んだ、というかすでに知っていることを学び直した。

 教室の最後に鑑賞に耐える歌を詠んでくださいと言われた。歌の意味を読み解き、さらに読まれていない内容を想像して味わえるような短歌が鑑賞できる短歌とのことだ。

 1つ目標ができた。

 

 昨日は雨の中、明治神宮に歌仲間の表彰式の付き添いで行った。11時から4時半まで長々と付き合った感じだ。

 印象的だったのは献詠歌を寳納する儀式のはじまりを告げる大太鼓の迫力。突然、大太鼓の音が炸裂するように鳴り響き、体がびくっと動くような気がした。

 連打をからだで受け止めた。爽快でなにかか抜けていくような体感だ。

 明治神宮春の大祭に寄せられた1900首あまりの歌から選ばれた歌が選者によって講評された。こにらも参考になる指摘があった。やはり、特選に選ばれた短歌は詠った作者の思いが伝わってきて、鑑賞に耐えうる含みを持っている。