昨日は武蔵小杉の歌会に行った

 昨日は朝から雲が空をおおい、お昼前から本格的な雨となった。
 雨足が強くなった頃、武蔵小杉で開かれる歌会に行くため家を出た。雨の中、坂道を上り最寄り駅まで歩くのが嫌だった。比較的近くにバス停があるのでバスに乗って行くことにした。
 バス停は河原の土手の上にあり、傘を持っていてもかなり濡れた。
 多摩川にかけた橋を渡って県境を越え武蔵小杉に向かうバス。対岸の高層ビル群が雨雲につつまれ濃い墨色になったり、雲が通り過ぎ色がうすくなったりするのを眺めながらバスに揺られた。
 歌会がはじまる1時ぎりぎりに着き、急いで会場へ。といっても15人程が定員の小さな会議室である。
 昨日の歌会では先生がやたらとほめてくれた。
 13人分の歌26首(ひとり2首なので)をプリントしたA4サイズ2枚が前もって全員に郵送されているので、それを一読した時、いい歌が多いという印象だった。いい歌が多いと5首選ぶとき、迷ってなかなか絞れなくなる。選びたい(いい)歌が少なくてなかなか選べないときもあったので、今回はかなり歌の中身が濃い。
 先生のほめ言葉は納得できた。歌会の仲間と切磋琢磨しながら、ここまで詠えるようになれたのは大したものだ。これ以上うまくなるとわたしを越えてしまう、とおっしゃったのは愛嬌としても。
 ひとりだけ師範クラスの人がいたが歌会を今年の半ば頃止めて、歌会に集まる歌のレベルが下がったと感じたときもあったが少しづつレベルアップが進んでいたようだ。
 このレベルアップが続きますように。わたしも取り残されないようにしよう。
 歌会後、いつもはみなさんと珈琲を飲み、短歌のことなど話す時間を持っていたが昨日は事情があり参加しなかった。
 帰り際に先生が「発想がよいのでこのままどんどん歌を詠んでいきなさい」と言ってくださった。最近、自分の歌に迷いがあったが背中を押された気持ちになった。
 家に帰り、近所の家に誘われていたので出かけ、2時間ほど飲んだり食べたりした。持参のビールと持参のつまみを持ちこんだ。白ワインもグラスにいっぱいほど飲んだ。

 今日は午前中、友だちより電話があり、明日は特別支援学校に来られないとのこと。しばらくおしゃべりをした。ちょうど昼食の煮込みうどんを作ろうとしていたがまだうどんを入れていないので火を止めて話した。
 ほぼ一日中雨が降り、一回買い物に行っただけであとは家にいた。昨夜、早めに眠ってしまい、夜中の12時に目が覚め、それから3時過ぎまで眠れなかった。起きたのは6時半ころ。睡眠不足の自覚はないが睡眠のリズムを取り戻すようにしたい。


 来年の秋にはをらぬ犬置きて独り河原に彼岸花見き

 衰へる命思へば目がうるみ曼珠沙華の赤かすみき

 まぼろしの犬二匹なほわが胸にをり朝の道に遊びてゐたり

 多摩川を今日はバスにて渡りたり雨にけぶる対岸眺めつつ

 青色の橋バスにて渡り隣県へ雨にけぶる街眺めつつ

 青色の橋母とともに見しは空青く晴れわたる霜月なりき

 「たまがわ」の表示右に見左にハンドル切りて母をのせ車は行きき