雨の中、武蔵小杉の歌会へ

最近のブログを読むと、「雨」がタイトルによく出てくる。

今日も雨の一日なので同じようなタイトルになった。

 昨日まとめた短歌誌に送る詠草8首は朝一読した後、近くの郵便局のポストに投函した。

 午前中は今日持って行く3首の歌の最後の仕上げをした。歌会の日が次の歌会の詠草の締め切りとなっている。

 昨年の浸水で三分の一くらい水に浸かった広辞苑をガムテープで補強して使っている。短歌に使った言葉のいくつかを辞書で引き、正しい使い方をしているか確かめた。

訂正が必要な言葉が見つかり、辞書を引いてよかったと思った。

 ワードの原稿用紙設定で打ち込んだ3首をプリントアウトし、歌会の準備が終わった。

 早めの昼食を食べて、近くのバス停からバスに乗って武蔵小杉に行った。

 歌会が開かれる会議室に入ると、見慣れない顔の女性が座っていた。歌会を見学に来た方だったので、皆さんの詠草18首をプリントしたものを渡し、5首を選んで紙に書いてもらった。

 今日もわたしが司会を務め、いつもより一人多い参加者で歌会を進めた。新しい方を5回ほど指名して、選んだ短歌についてどこがいいと思ったかなどを話してもらった。

 3時少し過ぎに歌会は終わり、しばらく雑談をした後お開きにした。

 今日見学に来た方には雑談の時間に、運営委員の人がこの会についての説明をした。いちおう会則があり、歌会を行うためのさまざまな分担についても決められ、文章化されている。

 会議室のあるビルを出て、歌仲間の2人と歩いている時、ひとりが尻餅をついてしまった。太っている方で、もう一人と力をあわせて立たそうとしても立たせることができない。そこに若い男性が助っ人に来てくれて、ぐいと起こし立ち上がらせてくれた。ほんとう助かった。もうひとりの歌仲間は男性だったが高齢なので起こすことができなかった。助っ人が来なかったらどうしようもなかった。

 尻餅をついた仲間をタクシー乗り場に行く途中まで送り、残った4人でいつものように店に入り、暖かいカフェラテを飲みながら雑談の続きをした。

 歌会に興味を持って今日ひとりの見学者が来てくれたが、わたしたちの歌を指導してくれる先生は今年の元旦で90歳になられ、肺気腫のため家で酸素吸入をしている状態である。いつ何が起こってもおかしくないという状態なので、先の見えない綱渡りをしているようなところがある。

 

 

朝焼けの雲を沈むる街川をのたりのたりと揺らす鯉たち