午後は急な予定が入り自由が丘へ

 お昼過ぎまで雨が降ったり止んだり・・・・傘が手放せない天気。
 午前中は近所の特別支援学校に足を運び、校内のカフェで珈琲を飲んだ。最近、ここで過ごす時間が以前とは違う色合いを持つようになった。時は過ぎるものとつくづく思う。
 家に帰り、昼食を食べて午後は昨日まで予定になかった用事ででかけた。
 最寄駅まで急な坂道を上って行く。わが家は国分寺崖線の下に位置しているので最寄り駅まで坂道を上らないと行けない。少し離れた駅にはバスで行けるが。
 自由が丘で用事をすませ、いくつかの買い物をした。ひとつが玄関灯の電球。ふつうの電球を使っているが切れるのがとても早い。LEDが主流になってから従来の安価な電球がより早く切れるようになったと感じている。LEDへの切り替えを促進する意味があるのだろうか。
 玄関灯はよく切れる電球をあえて使ってきたがそれは老犬ももこがいた最後の夏、数か月おきに玄関灯の電球を替えた記憶があるからだ。電球が切れるとももこを思い出す。切れる電球とももこがいた夏が結びついている。
 だが今日ははじめてLEDの電球を買った。
 ももこよ、切れにくい電球を買ったよ。君がいた夏とは違うけど、ももこのことを忘れたわけではないよ。
 頻繁に電球を替えるのも悪くないと思うが、玄関の灯りが消えるとなんか寂しい。5年くらい消えないでいてくれたらありがたい。

 青シートに骨組みの家おおはれて出立を待つ船にも似たり

 木犀の香り音なく漂ふ夜 巨人のごとく黒く樹が立つ