夏休み明けて武蔵小杉の歌会へ

 曇りの天気で肌寒いくらい。
 午前中は特別支援学校の中にあるカフェに行った。生徒さんたちが先生の指導のもと授業として開いている。友だちや顔見知りと話し、いつもより早めに家に帰った。
 急いで昼食を軽く食べ、武蔵小杉で開かれる歌会に出かけた。8月は夏休みで歌会はお休み。ほぼひと月ぶりの歌会だ。
 歌会の開始の時間にぎりぎり間に合い、会場の会議室にすべり込んだ。
 歌会の仲間、先生とも高齢者だがまた無事に会えたことがうれしい。
 12人が2首づつ送った歌、24首を歌会に出席した先生をふくめた11人があれこれと感想を述べる。講評に近いことを述べる人もいる。先生は1首ごとにくわしく講評し、ときには添削する。
 わたしが出した歌は

 カラカラと氷の音する麦茶を酷暑に対する小さな武器に

 先生は「カラカラ」のような中途半端な擬音語は使わない方がいいと言われた。「小さな武器」は氷に対して失礼だと言われた。

 たのもしく氷の音する麦茶を酷暑に対するわが武器として (先生が添削されたもの)

 もう1首は

 送り火の燃殻しづかゆらめける炎の記憶鮮らけく残し

 先生は上2句と下3句が同等の重みを持って詠われている。上2句を生かした方がいいと言われた。「送り火の燃殻しづか」をほめられた。とってもいいところを詠んでいる、なかなかの歌とも。

 送り火の燃殻しづかゆらめきし炎の記憶よみがへらせて (先生は添削されたもの)