夏休み明け、武蔵小杉の歌会へ

 昨日に続き猛暑日になりそうな東京。

 午前中は近くの特別支援学校に行き、校内のカフェでハーブティーを飲んだ。 

 いつもより早めに家に帰り、急いで軽い昼食をとり、午後からの歌会にでかけた。

 東急線武蔵小杉駅前のビルの中の1室でおこなわれる歌会。以前は十数人が出席したがいろいろな事情があり、今日の参加者は7名。しかも先生は肺炎で入院し、退院後も酸素吸入が欠かせず、歌会には出られなくなった。

 先生が欠席したまま、仲間たちだけで歌会を行った。ひとりが短歌を2首、または3首提出してあり、ぜんぶで18首の歌をみんなで講評しあう。講評というより感想に近いかも。18首の歌はまとめ役の人がワードで入力し、印刷、コピーしたものを事前に各自に郵送してある。

 今日の歌会では先生が18首の歌を評価、添削したものが歌会の最後に配られた。7月の歌会では先生は欠席、先生の添削もなく、かなり心もとなかったが今回は少しは勉強会としての内容があったように思う。

 わたしが出した歌とそれを先生が添削した後の歌を並べてみる。

 

欄干に自転車ごともたれる人スマホの画面に見入り動かず (元歌)

 

自転車ごと欄干にもたれスマートフォン見入れる男長く動かず (添削後)

 

この歌の登場人物は「男」ではなく「女」なので、その点は直したい。添削後の歌は4句切れで、結句の「長く動かず」がきいている。

 

この夏をはじめて会へり朝の川飛び交ふ銀のしおからとんぼ (元歌)

 

これの夏初めて会へり朝川を飛び交ふ銀のしほからとんぼ (添削後)

 

とんぼの動きを出すために助詞の「を」を、初句では使わず、朝川の後に使った。「を」の使い方を勉強させていただいた。