夏休み前最後の歌会と納涼会

 早朝まで外に出しておいた梅干しを取り込み、ホワイトリカーで殺菌したガラス瓶に詰めた。
 今年の梅干しは4キログラム作り、2キログラムは梅雨明けしてすぐ6月中に干した。残りの2キロは17〜19日まで日中干して最後は夜も外に出した。陽射しが強くて梅干しが小さくしわしわになったので19日の日中は半日だけ干した。
 最初に干した梅干しと2回目に干した梅干しはかなり出来上がりが違う。毎年同じように作っているつもりでも同じようにはできない。梅の実の良し悪しや干すときの陽の強さ、風の有無、湿度など条件が変わるからだ。
 午後からは夏休み前最後の歌会に出かけた。月に2回、武蔵小杉駅前の市民館で開かれるが8月は毎年夏休みとなる。
 わたしの歌の出来具合はあまり良くない。妙な独りよがりに陥っているような気もする。
 ただ、歌会に参加している人たち全体の歌の出来具合は先生によると今回は良かったそうで、先生は上機嫌だった。先生は他でも歌会を開いているがそちらの方の参加者が歌歴は短いのに最近いい歌を詠うようになったと言われ、武蔵小杉のほうは低迷していたそうだ。
 24首前後の歌から先生が特に良いと言われる歌が最近は1〜2首だったが今日は4首選ばれた。残念なことにわたしの歌は入っていないが。
 歌会の後、近くの中国料理屋で納涼会を開いた。365日酒類を飲まない日はないという先生だがやはり酒量はだいぶ落ちた。先生以外はそれほどお酒を飲む方でないので、食事と懇親を中心にした集まりとなった。

 昨日蝉が鳴かないと書いたがちょっと衝撃的なものを見てしまった。駐車場の横の植えこみに蝉の抜殻と蝉が張り付いていた。幼虫から蝉となったが飛べないままに死んだようだ。油蝉で、すでに色が濃く変わり飛び立つばかりにまでなったがなぜか死んでしまった。
 穴から出てくる幼虫の数が少ないのに、孵化しても飛び立てないのでは蝉がいなくなるわけだ。何が起こっているのだろう。昨年、びっくりするほどたくさんの蝉がこの庭で生まれたのでその反動で少なくなっただけならいいのだが。