雨模様の日、武蔵小杉の歌会へ

 日中はときおり傘をささなくてもいいくらいの雨。夕方からは傘が必要な雨に変わった。
 午前中は近くの特別支援学校に行き、珈琲と会話を楽しんだ。売店では校内で収穫した蕪を買った。湿った土がつき、元気そうな葉付きのいかにもとれたてといわんばかりの蕪だ。
 すこし早めに学校内のカフェを出て、家に帰り簡単な昼食をとりでかけた。1時から歌会は始まるが5分前に着いた。今回の歌会には参加しない歌友が治療が難しい状態になり、それでもできる限りは歌を詠い続けるつもりだと電話で話したことが歌会の司会者から伝えられた。その歌友はいつも車で会場まで送迎されて参加していた。
 わたしが出した歌2首のうち1首は先生にダメ出しをされてがっかり。同じ発想にもとづいて詠った歌を季刊の短歌誌に送ったのでゆううつになった。先生以外の参加者三名からは選ばれたのだが・・・・・・。
 2首とも先生の直しを反映したものを記す。

 街川の細き流れをさかのぼりさえざえ青く翡翠の飛ぶ

 草むしり怠るこの春そこここに茎を伸ばして春紫苑咲く


 先生の歌が掲載された「短歌研究」最新号を歌会に参加した全員と詠草だけで参加している人二人が購入した。年に何回かこういうことがある。おつきあいと思ってわたしも買わせていただいた。無理におつきあいはしたくないが、ここまでならという範囲で。

 電車より新緑のメタセコイア二つの円錐形を眺める

父逝きて煙草吸ふ人なき家に灰皿のクリスタルの沈黙