5月なのに肌寒い

 朝から冷たい雨が降って気温が上がらなかった。
 昨夜は薄めの布団を2枚かけていたが寒かった。未明に寒さのため目が覚めてしまったが厚い布団をかけることなく、なんとなくまた眠った。
 買い物以外はずっと家にいた。昨日の歌会が続いているような気持ちで今日も短歌をいくつか作り、詠草を1首葉書で送った。ただ今日作った歌ではない。今日作った歌は推敲しているうちに完成に遠いことに気づき、時間を置くことにしたので。
 東京大学の学生食堂に長年飾られていた現代絵画の名品をあっさりとカッターで切り刻み破棄したという東大生協の面々に驚きあきれた。絵画のタイトルが「きずな」というのも喪失感を倍加させる。作品価値は三百万円から一千万円と各局で幅があるが、失った作品の価値とは別に東大生協の方々は生き方そのものを見直していただきたい。これはブログを記しているわたし自身にも返ってくることばだ。
 なんとなく世の中全体に破棄圧力が高まっているような気がする。不要と軽率に判断し、さっさと捨てるみたいな。ものに対しても人に対しても。あやまってすむことではないがあやまるしかないのか。