今年も友から竹の子がわが家に

 春の陽射しが降り注ぐ気持ちのいい日曜日。花たちが陽射しをあびて喜んでいるように見える。今日から4月がはじまる。
今日も近場に花見を兼ねた散歩に行くつもりだったが午前中、庭仕事をしたら疲れてしまいやめた。隣家との境目に植えた大木の乙女椿がたくさんの花を落とし、赤茶に変色した花を拾い集めてゴミ袋に入れた。さらにツツジの植込みの裏に掘った大きな穴に落ち葉の残りを放りこみ、土をかぶせた。足腰の疲れる作業で散歩どころではなくなった。
 同じく午前中、友だちから竹の子が届いた。段ボール箱を開けると、大小4つの色艶のいい竹の子が仲良くおさまっていた。さっそくデジカメで撮影した。午後は竹の子のひとつを残して米ぬかを入れた湯でゆがいた。残した竹の子は絵をかくためだ。
 薄い緑色の紙の上に竹の子をのせてどういう置き方にしようかあれこれ試した。そういえば今まで竹の子を横にころがして絵を描いていたことに気づいた。竹の子を地面から出てきたように縦に置いたらどうだろう。置いてみるとこれもよさそうなので葉書大の紙を縦に使って描いた。サインペンで下描きして、水彩色鉛筆で色づけした。

 たけのこが友より届く大小さまざま箱にきゅうくつそうに

 庭隈の穴に落葉をうめたれば冬に永遠の封するごとし