疲れて家でのんびり

 今日は4月2日。1月2月3月といろいろあって、今年の初めの3か月分の疲れがでたのだろうか。そんなことはないと思うがなにしろ今日は疲れを感じた。
 陽射しが注ぐ庭に出て、鉢植えに水やりをしたり、陽のあたるところに移動したりと身体を動かした。あまり春の陽射しが気持ちいいので腰をおろして休みたくなり、裏返しにした大きな陶器製の植木鉢に座った。チューリップの花びらの2枚重なるところが影になり、1枚のところは光を通してとてもきれい。花たちはこの美しさを見せるためにこの春も咲いたにちがいない。
 いつもは家にいる時は居間で過ごすことが多いが今日は自室で過ごすことが多かった。昼間、自室にいると柴犬レオと老犬ももこの遺骨を置いた仏壇がほこりっぽいのが気になった。午後は仏壇の敷物を替え、犬たちの写真や首輪、ぬいぐるみなど並べてあるものをぜんぶ下ろしてほこりを払った。並べてあるものの数を少なくした。多いと掃除の回数が少なくなり、ほこりがたまりやすいから。
 いつかはレオとももこの骨は庭に埋めることになるだろう。小さなかけらだけを残して。そのいつかがいつかはわからない。レオの骨は庭に埋めようかと最近考えることがあった。だが踏み切れなかった。
 夕方近く、疲れを感じて畳の部屋にごろんと横になったらいつのまにか眠ったようだ。そんなに長くはない、10分とか20分くらい。目が覚めた時、身体が冷えているのを感じた。いくらあたたかいとはいえ、なにも掛けずに窓のあいた部屋に横になったので冷えたのかもしれない。
 からだをあたためるために厚着をし、あたたかい牛乳を飲んだ。少し効果があった。

 庭隅(にわくま)に追いやられて咲く山吹の黄色鮮やぐわたしを見よと

 わが庭に春のしるしを置くごとく桜はなびらあまねく散りつ

 光りに透け重なりに影 空に開くチューリップの朱鷺色の花  

染井吉野はしずかに散り、葉桜に向かっている
柿の木の新芽がきれい
羽ばたく小さな蝶にも似ている

つぼみをぎっしりとつけた小手毬の木