陽射しはあたたかく風が冷たい。
朝は早めに起き、テレビ体操をことしはじめてやった。年が変わっても変わらないことがほとんど。
お昼前に家を出て等々力不動尊に向かった。川沿いの道をさかのぼる感じ。
水の少ない川に小さな鷺がいて、えさをさがしている。昨年もこの川でこの鷺を見たがたぶん同じ鷺だと思う。年が変わっても同じように餌を探して生きている限り餌を探し続ける。鷺と人間と根っこのところは同じよう気がした。
風が冷たいので歩き始めは寒く感じたが等々力不動尊近くに来るとからだがあたたかくなった。
すっかり葉を落とした大銀杏の向こうに冬の青空がひろがる不動尊の境内。お参りに来た人でにぎわっているが混み合うほどではない。犬を連れた人もいる。夫婦で両手にリードを持ち、奥さんは犬を抱いて計5匹を連れている大家族もいる。
お参りにしてから石段を降りて地蔵尊の祠があるところに行った。葉を落としたコナラやクヌギの高木、ソメイヨシノ、梅の木など植えてあるのはほとんど落葉樹で冬の陽射しがあふれるばかり。柴犬レオが若い頃(10歳くらいまで)よくここまで散歩に来た。14〜5年前は不動尊から土地を期限付きで借りてここに区の公園があり、ブランコなどの遊具やベンチが置いてあった。散歩の途中、ひと休みをするためによく寄ったところだ。公園に訪れた人が踏み固めるためもあり、植えてあったソメイヨシノが衰え始めた。期限が来て公園をなくしてから3〜4年、ソメイヨシノの周囲を柵で囲み、人が入れないようにして養生した。ほとんどの桜は元気になったがそのまま枯れてしまった木も何本かあるようだ。切り株が残っている。
さらに石段で下に行き、不動明王が祀られている祠にお参りした。そのお顔の迫力に願いごとが思いつかなかった。
また石段を上り本堂に戻って、今年の干支である戌の絵馬を買った。絵馬を買うのは2回目くらい。もう買わないと思っていたがつい買ってしまった。
ウォーキング兼ね初詣 汗ばむころ等々力不動尊に着きたり
橡落葉敷く境内に鳩四羽 くびをふりつつえを探しをり
枝えだの梅のつぼみはひきしまり陽射しの誘いを拒みていたる
鈴の音が清らにひびく境内に初詣での人も犬も見ゆる
願いごと思いつかずに戌の絵馬 初詣より持ち帰りたり
等々力不動尊の本堂
本堂の下にあるもうひとつの境内に小さなお堂がある
お堂のまわりにはつぼみをいっぱいつけた梅の木が何本か・・・・
梅の木を下から見上げて撮った