矢車草、ニゲラ、千鳥草の種をまく

 雲が多めだがひさしぶりに青空がひろがった。陽射しがたっぷり注ぎ風はなく、湿度はあいかわらず高い。明日はもっとからっとした晴天になるそうだ。
 今年の春から初夏に咲いた草花の種を採取して袋に入れてある。そろそろ種まきかなと思い、そのうちの5種類を蒔いた。桃色の千鳥草、青とピンクの花の矢車草、ニゲラ、オダマキ(花の色は忘れた)を蒔いた。ポット鉢に培養土を入れ、それぞれひとつかふたつの鉢に蒔いた。この時期に蒔くのは様子見みたいなところがあり、どのくらい発芽するかを見てあと何回か蒔くこともある。
 毎年同じように蒔いているつもりだが年によって発芽のしかたが違うので蒔くたびに多少どきどきする。
 老犬ももこがいた時一回だけ秋まきの種を蒔いたことなど思い出しながら蒔いた。5月中旬に種を蒔く朝顔や千日紅、百日草はももこがいる時、二回蒔いた。二回目はあまり花が咲かないうちにももこはこの世を去ったが。
 夕方、犬友だちが家の前まで愛犬を連れて来てくれたのでいっしょに散歩した。友だちの犬は軽い膀胱炎になりまったく食べなくなったが薬を飲んで治ったようだ。前ほど勢いよく食べなくなったが出したものはせんぶ食べてくれるとのこと。食べなくなったときは立ち上がる事ができず、立っても足がもつれていたのでもうだめかと思ったと友だちは話した。元気にわが家の前まで歩いてくれるようになってよかった。

 人ふたり犬にひきは旅立ちき風通りゆくこの家のなか

 柿の葉をもれこぼれたる秋の陽の揺れやまずさざめくがに

 みずからの手で抱きつつまどろめば風通り抜く飛行機の音

 夕ぐれに郵便受けを確認せし媼いつからか見かけず

 郵便受けを開け閉めしたる音よ耳に残りて今もひびきたり

 摺れあふ鉄の音遠きよりあれば電車に乗る人となるわれ

白い花が咲く秋明菊がつぼみをつけた

千両の花(?)
11月ごろ赤い実をつける

昨年冬から今年の春咲いたシクラメン