すももをもいでご近所に配る

 湿気が多く空気が重たい。雨が降ったり止んだりの天気だ。
 雨が止んでいるときに脚立にのぼって色づいてきたすももを収穫した。脚立に上って手を伸ばしてとれる範囲内のすももをとった。手が届かないところにもたくさんなっているので、どのようにしてとるか思案中。高枝鋏で枝ごととるしかなさそうだ。
 深紅色のすももは熟し過ぎで傷みがはじまっている。そこまでいかないすももが果肉も適度に弾力がありおいしい。
 お隣やお向かい3軒にさしあげ、近くの理髪店の奥さんにもさしあげた。この前の梅のお返しだと思うが焼きのりをくださった。
 家に来た弟と、弟の息子の一家にもあげた。
 粒が小さめのすももは自分用にとりわけておいたが笊に山盛りになった。朝昼夜とかなり食べているので大丈夫。一昨年の今頃は老犬ももこと分け合って食べたことをちらっと思い出した。ああ、ももこ。あのときの食欲旺盛なももこにも一度会いたい。無性に会いたくなった。
 図書館に行き貸出期間を過ぎた本を返したいが今日はやめることにした。もう5時近くになった。夏至を過ぎてもしばらくは日が長めの状態が続く。7月いっぱいくらいはまだ日が短くなっていることをそれほど感じない。があるとき、日が少しづつ短くなっていることに気づき、すごく寂しくなる。 
 ももこが死んだのはちょうどそんな時期だった。ももこは夜中から夜明けまで起きていることがあり、わたしも眠れず、朝明るくなるのが遅くなったなと思った。一晩中鳴き続け、ひざまくらをするとその間は鳴き止んだ。旅立つ数週間前からは夜は鳴き疲れて眠るような感じだった。

 今日は雪というテーマで歌を詠んでみた(歌に詠まれている犬は先代の柴犬レオ)

 土みせてうっすらと積もる春の雪わが老犬はまだ眠りのなか

 老犬の命の長さはかりかね雪舞ふ睦月の庭眺めき

 老犬と歩く朝道こどもらは雪の塊けりつつ回せり

 長靴で雪の塊くだき遊ぶ幼女は父と通学のとちゅう

 われと犬家にこもりをり大雪降りし睦月のその日

 雪残る凍てつく道にパンプスの音するどし通勤の朝

 白雪は白梅恋ふごと降りまとひ朝の光にたがいに光る

梅の古木の周りにシソがたくさん芽生えた
これは昨年と同じ
この場所に花が咲き終わったシソを抜いて積んでおくので
自然に種がこぼれる 

花壇はもう少し花苗を植えて夏らしく彩り豊かにしたい
グラジオラスの葉っぱが目立つが花芽はまだ上がってこない

桃の実も色づきはじめた

この紫陽花は例年より十分の一くらいに花数が少なくなった
花後の剪定時期が遅くなったのと強く切り過ぎたためと思う