午前中はお墓参り、夕方近くから飲み会

 昨日が母の誕生日なので、午前中は車で花屋さんに行き、束売りの花と花苗を買った。その前にいつも行く図書館に寄り、借りていた本を返し同じくらいの冊数の本を借りた。
 お昼前、菩提寺へ歩いてお墓参りに行った。わたし以外誰もいない墓地でお墓の掃除をし、花立の水を替え新しい供華を手向けた。掃除が終わった頃、大きな花束を抱えた2人組が墓地に入ってきた。その後次々と人が訪れ、静かだった墓地の空気が動き始めたのを感じた。法要が終わった後、参列者が墓参に訪れたようだ。人数の多さから多分、一周忌か三周忌だったのだろう。
 午後は庭に出て、買ってきた花苗を大きめの鉢に植えた。仏間の外廊下や広縁から眺められる庭には冬の間、花の彩りがまったくないので花の寄せ植えを置いて楽しんでいる。大きな鉢を二つ置き、ひとつは青紫色のビオラ、赤紫の濃淡のスイートアリッサム、濃いピンク色のプリムラを植えた。もう一つはオレンジ色のビオラ、白いビオラ、桃色のプリムラを植えた。今まではなかった色の組み合わせだが気分が変わっていいかも。
 夕方からは昨日お誘いを受けた近所の飲み会へ。気軽な席でお酒を飲むより話をするほうが楽しい。柴犬レオがいた時、老犬ももこがいた時、ときどきこの飲み会に参加し、家に置いてきた愛犬のことを気にしながら、何回か家に様子を見に帰った。家に気にする犬がいないのは気楽ではあるがやはり寂しい。


 死んだ犬の予防接種のはがき来るが何もできずそのままにせり

 朝日歌壇の歌の世界に入り込むわれ玄関の呼び鈴が引きもどす

 写真をうつしみの代わりに置いてなぐさめとするもむなしく思ふ 

 在りし日の老犬ももこ写し絵にはかなき笑みを浮かべておりぬ

 もの思い断ち切られ振り向きたり住宅街のクラクションに