夾竹桃の剪定や朝顔の始末など

 一日中曇っていて、日がさしたのは夕方の短い時間だけの寒い一日だった。
 朝は8時少し前から老犬ももこの友だち犬とその飼い主さんと散歩した。ももこと同じように高齢犬なので15〜20分程度の短い散歩だ。最近は1週間に4回くらいはいっしょに歩いている。途中で別れ、友だち犬は家に帰り、わたしは足を伸ばして散歩の続きをしたり、お墓のあるお寺に寄ったりしている。
 今日はお墓参りをしてその後にももこと一回だけ歩いた、大学の敷き地内の遊歩道を歩くコースを歩いた。この道を歩くと歩いているももこが目に浮かんでくる。振り返ると今来た道をももことわたしが歩いている光景が見えるような気がする(いや見えている)。
 家に帰ると無性にももこがなつかしくなり会いたくなった。こんな気持ちになったときは部屋にこもっていると泣き暮らすことになるので、庭に出た。黄ばんで枯れ始めた茗荷の葉を引っ張って取り除いたり、桃の木の下のクロッカスの球根が植わったあたりの草を抜いた。
 さらに夾竹桃の枝を切った。夏の暑さにも負けず旺盛に生長し、枝が混み合い樹高が高くなった。太い枝元から切るのでノコギリを使った。10本ほどの太い枝を切るとかなりすっきりした。切った枝は地面にころがしゴミ出し用に短くするのは後回しにした。
 午後は昼食をとり、しばらく休んだ後、車で花工場に冬・春用の花苗を買いに行った。ビオラを3つ、パンジーを2つ、ノースポール1つ、シロタエギク1つ、スイートアリッサム1つ。これだけでは足りないので何回かにわけて買い足していくつもりだ。
 家に帰り、こんどは駐車場横でひと夏と秋の初めにかけて目を楽しませてくれた朝顔プランターから抜いた。朝顔のつるをからませた格子は来年も修理して使えるようにていねいにつるを取り除いた。朝顔の種も採取した。ももこがいた夏を来年もどこかで継いでいきたい。

買ってきた花苗
気持ちが落ち込んでいるとき、寂しいときは鮮やかな色の花を植えたくなる

剪定した後の夾竹桃と切った枝