桃の花とフリージアを活ける

 早朝、老犬ももこを外に出すため玄関の戸を開けたら冷たい外気が流れ込んできた。地面は濡れている。テレビによると昨夜半、雪が降ったようだ。
 日中は陽射しが出ても気温が上がらず、寒かった。エアコンをお昼頃までつけていた。最近は炬燵だけの暖房で日中を過ごしていたのだが。
 午後から近所で開かれる生け花教室に足を運んだ。地域の人たちが中心の生け花教室なのでまとめ役の人がいて、花代を生徒さんから集めるのだがその人が都合が悪く休んだのでその代行を引き受けた。テーブルのセッティングや花材を配るなどもやった。
 今日の花材は桃の花、赤いナデシコ、白花のフリージア。しっかりした枝ものを活けるときは、基本的な形に添って活けた方がやりやすいとのこと。いちばん見栄えがよく長い枝を芯にして、添えの枝、流しの枝を配置する。枝の間にナデシコフリージアの花を活ける。
 フリージアの葉っぱが鮮やかで、赤いナデシコとのコントラストがきれい。
 生け花教室を終え家に帰った後、ももこをトイレために外に出した。その一時間後くらいに夕方の散歩に出た。柴犬の友だち犬が家の前の道路を歩いてきたので合流していっしょに歩いた。飼い主さんはももこの行きたい方向に合わせてくれた。友だち犬は今来た道を引き返す方向に歩いた。いつもならすぐ家に帰ろうとするももこだが今日はびっくりするほど歩いた。見ているこちらははらはらしているが、ももこはすたすたと歩き続ける。昨年末も同じ友だち犬とこんな風に歩いたことを思い出した。二か月に一回くらい歩きたくなるのだろうか。

フリージアは葉っぱと花をわけて半分くらいの長さに切り、切ったものを束ねて活けている