わが家の桜はまだ3分咲

 気温が上がり、庭の花たちはさらに咲き進んだ。奥庭に植えられたソメイヨシノは一部分だけ咲いているところがあるがほとんどは咲いていなくて全体に見ると3分咲ていど。週末にかけて開花が進むのが楽しみだ。
 友だちに毎年この季節になるとささやかなものを送っているが今年は庭の花を描いた葉書サイズのカードを同封した。絵の裏に短いが近況を知らせる言葉も書いた。描いた絵の写真を撮るのを忘れた。ムスカリは油性の色鉛筆で、叡山菫(えいざんすみれ)は水彩絵具で彩色した。
 午後はお隣とわが家の敷地の境界線の確認を業者立会いの下で行った。お隣との間にはコンクリートの土台が埋められ、その上にフェンスが作られているがその埋め込まれた土台の数ミリ外が境界線とのこと。このフェンスを設置したのは亡き父ということだがわたしは知らなかった。わたしの知らない父が死後になって立ち現れてくると、父に今も守られているいるような気になる。

 老犬ももこは昨夜、食後の散歩をして家に入った後、居間でうんちをしてまた食べてしまった。わたしはカーッとなって、ももこを居間の外に追い出し、汚れたラグや炬燵布団カバーをすぐ洗濯した。 
 冷静になると、ももこを外に出す回数が多い分、一回ごとの時間が短くなり、大のほうの用をたすゆとりがないのかもしれないと気付いた。たとえ歩かなくても、外にいる時間を長めにすることにした。ももこがなんとなく家に入るのをためらうときは、じっと立っているだけでもいいから外にいることにした。


写真を撮った一角は5分咲くらいになっている


花壇で咲いたチューリップ

矢車草が咲き始めた