庭のソメイヨシノ、数輪咲いた

 昨夜は満月の一日前くらいのお月様がとてもきれいだった。近所の知人の家で開かれた飲み会に誘われ、その帰り空を眺めた。
 昨日の老犬ももこはわたしが頻繁に外出するので落ち着かなかったに違いない。午後から車で駅前の美容院に出かけ、帰ってくると飲み会にでかけた。ももこがわたしを見る目には不安があふれ出しそうになり、後ろ髪を引かれる思いででかけた。
 夜は早い時間に家に帰ってきたがブログの更新をする余裕がなく、二日続けてのご無沙汰(?)となった。
 慌ただしさの中、ふと奥庭に植えられたソメイヨシノを見やると、なんと数輪の花が咲いているではないか。スモモが咲き、桃が咲き始め、サクラもほころび始めた。わが庭の春真っ盛りの始まりである。
 今日はお昼前に近くの特別支援学校に足を運び、校内にあるカフェでコーヒーを楽しんだ。春休み前の最後の営業日なので顔を出したかったのである。現在カフェで授業としての作業を行っている2年生は4月から3年生になる。3年生はすでに卒業式を終え、社会に飛び立つ前の、社会人でもなく学生でもない時間を過ごしている。
 カフェで作業をしていたこの春の卒業生のひとりが母親とカフェにやってきた。数週間前に会ったときより一回り大きくなったように見える。卒業したからだろうか、母親といっしょにいることでのびのびとしているからだろうか。
 ご卒業おめでとう。がんばってください。こんなありきたりのことばしか贈れなかった。
 特別支援学校を後にしてその足で菩提寺に行った。父母の墓前の花立には色とりどりの花があふれるばかりに供えられている。花立の水は底に少ししか残っていなかった。春分の日から昨日を除いて毎日お墓参りに来ているが、水がなくなり花が枯れるのを心配してのことだ。花が元気だと父母も喜んでくれるような気がする。
 お寺から帰るとき、近くの川沿いの桜を見ると数輪花開いていた。この桜並木には柴犬レオとの思い出がいっぱい詰まっている。2012年と2013年、レオと桜の季節にここで過ごしたあのひとときはいつまでも忘れないだろう。

川沿いのソメイヨシノも数輪咲いている
庭のソメイヨシノは花の位置が高く、写真が撮れなかった

落葉ツツジの花

スミレの花がツツジの植込みの下でひっそりと咲いている

桃の花もちらほら

スモモの花はほぼ満開