冬至の日に

 午前中、老犬ももこをトイレのために外に出したとき、お隣の奥さんが枯葉の掃除をしていたのでしばらく話した。
 二世帯住宅の二階に住む奥さんのご家族がわんこを飼っているのでその話をすると、もう死んだと返ってきた。わたしは驚きの声を発した。まだ10歳になっていないと思っていたから。話をさらに伺うとそのわんこは12歳になっていたそうで、後2〜3年は元気でいてくれると思っていたところ、突然後ろ右足が動かなくなったとのこと。
 原因ははっきりとはわからないが脳に病気があるのではないかということになったそうだ。一時は入院したが最期は家で迎えたとのこと。
 老犬ももこがわが家にやってきたのは今年の3月13日で、9か月半あまり前。その頃はお隣のわんこが元気に吠えていたのを覚えている。ご夫婦でわんこを連れて散歩している姿もよく見かけた。いつのまにか鳴き声を聞かなくなったがそれがいつ頃だったのかわからない。
 お向かいの家でもわんこを飼っているがこちらも後ろ足が動かなくなり、犬種特有の病気といわれたそうだ。元気な頃は他の犬がそばを通るとよく吠えていたが、後足の具合が悪くなってからは吠えることがなくなった。
 犬は人間の4倍ほどの速さで老いるという。周りの顔見知りの犬たちが亡くなったり,老いて歩けなくなったりするのを目の当たりにして、時間の過ぎる早さに呆然としている。

 午後は予約していた歯医者さんへ。これが今年最後の診療で、来年も通うことになりそう。
 ももこのためにフリースのブランケットを買った。ダブルフェースで厚めなので暖かい。わたしが使いたいくらい。
 今日は冬至なのでご近所の方にもらった柚子を浮かべて柚子湯を楽しんだ。