いつものように5時頃起きて老犬ももこを外に連れだした。
玄関を出て庭の通路でももこはおしっこをした。バケツの水でおしっこを流した。
家に戻り5時半頃、朝食を食べさせた後、まだ暗い6時頃、二度目のトイレのため外に出た。庭の通路を歩いていると突然ももこがころんだ。パニックっているももこを抱き起こしながら、平らなところでころぶほど後足の調子が悪いのだろうかと心配になった。
明るくなってから外に出ると、さきほど水で流したおしっこが薄氷になっていた。敷石の上や地面に薄氷がかなりの大きさで張っている、ああそうか。ももこが転んだ訳がわかった。薄氷でつるっと滑ったのである。ももこがあわてていたのは、想定外の出来事だったから。
柴犬レオがいた頃、やはり同じように駐車場にしたおしっこを流すために水をまいて、あのときはわたしが滑った。転びはしなかったが、流した水がすぐ凍ったので驚いた記憶がある。
流した水がすぐ凍るほど寒い朝。東京都心はこの冬いちばんの最低気温マイナス0,9度を観測したそうだ。
年が明けてから暖かい日が続いたので,、暖かさぼけというか、冬の寒い朝は氷が張ることを忘れていた。いつもの冬が戻ってきた。
ももこと散歩をしているとき、年老いたわんこを飼っている近所の娘さんに会った。そのわんこは脾臓に腫瘍ができ、今週初めに手術をしたそうだ。昨日、病院に会いに行ったところ、思ったより元気そうで安心したと話した。高齢なので手術にリスクがあり、ご家族みんなとても心配して憔悴するほどだったが、術後のわんこほうがかえってすっきりとした顔を見せてくれたと。