ビオラ、ネモフィラ、ヒヤシンスを植える

 おだやかな晴天が続く。
 朝の老犬ももこの散歩のとき、東の空に大きな星が輝いていた。金星だろうか。上空には二十五夜くらいの月が見えた。あまり好きでない月。父や老犬レオを介護していた時、真夜中過ぎに起きて家の前の道路に出るとこの月が東の中空に顔を出した。月には悪いがあまり見たくない月だ、この時間に起きて見た、いい思い出があれば別だが、寂しい思い出と重なっているから。
 風がなく気持ちのいい日中、夏に朝顔を植えていたプランターに、来春に向けて草花を植えた。昨日買い求めたビオラの花苗を二つ、種から育てたネモフィラの小苗を二つ。頼りないほど小さなネモフィラの苗だが、寒い季節に少しづつ根を伸ばし、春になるとこぼれるばかりの花を咲かせる。草花の苗の間に、ヒヤシンスの小さな球根をたくさん埋め込んだ。小さな球根でも花が咲く。花は小ぶりだがかえって愛らしいし、香りがいい。
 あまり陽射しが暖かいので、ももこのシャンプーをしたくなったが、昨日長めの散歩をしているので疲れているかもしれない今日はやめた。こんな日でないとこれからの季節、全身を濡らすシャンプーはできない。何日かこういう日が続いてほしいのだが。


細長いプランターの中央にビオラを二つ、
左右にネモフィラを植えた
15個あまりの大小のヒヤシンスの球根を埋め込んである
色とりどりのヒヤシンスが咲くとプランターから春があふれ出す

ポット苗に植え替えたネモフィラの小苗
もう少し大きくなったら花壇や他のプランターに定植するつもり

今日の老犬ももこ
木漏れ日が入る広縁で眠っている