道に迷った男性を手助け

 朝から晴れたが気温は上がらなかった。風が冷たく晩秋から初冬へ季節が変わったことを肌で感じた。
 金曜はゴミ出しの日なので、庭の掃除をした。雨で落ち葉が地面にへばりついているので竹箒ではいた。掃き集めた落ち葉は腐葉土にするために溜めるゴミ袋に集め、小枝などは捨てるゴミ袋に入れた。掃除の途中で千葉からやってくる農家のトラックが来たので、中断して近所の駐車場に行き、トマトや大根、ほうれん草、キャベツを買った。
 買ったものを家の中に置いて掃除の続きをしようと思ったが、老犬ももこが外に行きたそうな様子だったのでいっしょに外へ。ももこの散歩の帰りに,歩いている70歳代くらいの男性がいて、どこにいるのかわからないようなそぶりを見せたので、声をかけた。大丈夫ですか。どこにいるのかわかりますか。この近所に住まいがあるが引っ越したばかりでよくわからなくなったとのこと。ももこといっしょではいっしょに歩けないので気になったが家の前で別れた。
 ももこを家に上げた後、どうも気になって追いかけると郵便局の前で立ち止まり、周囲を見渡してどこにいるのかわからない様子。
 駆け寄っていろいろ話したがこの男性を一人にさせるのは心配だが、といって家まで送り届けることもできないので、ご本人の了解を恵て110番に電話してパトカーに来てもらった。警官が話を聞いているうちに、その男子のダウンジャケットの内側に名前や生年月日、住所、電話番号を書いた布が縫い付けられているのがわかった。ご家族の方がいざというときのために備えたのだろう。
 ほっとひと安心したが、この男性のことを電話で話すとき、「おじいさん」と言ったのを聞きとがめて「おじいさんではないと」ご本人に訂正された。そんな年ではないという意味だと思い、わたしの言葉使いが相手への思いやりのないものだと気付いた。「70歳代くらいと思われる男性の方」と丁寧に伝えればよかった。
 昨夜はお腹を壊してあまりよく眠れなかったがその割には体調はまあまあだったので、男性を警察にまかしてその後は庭仕事に精を出した。
 例年だと今頃は来春に向けた花壇の植え付けの7〜8割は終えている。だが今年はまったく手をつけていない。ビオラの花苗や種から育てたネモフィラの小苗を植え付け、その間にヒヤシンス球根を15〜6個埋めた。さらにチューリップの球根を8個植えたレモンバーベナが植わっている大きなコンテナにはパンジーの花苗を2つ、ヒヤシンスの球根を8つほど。
 作業を終えて家に戻るとももこがまたトイレに行きたいとアピール。休む暇なく,ももことまた外へ。
 忙しかった午前中を終え、午後は疲れが出て炬燵で眠ったが、なんとなく寒気がする。風邪の初期のような症状が出たので、うがいをしたり、暖かい飲み物を飲んだりして身体を休めることにした。

ビオラネモフィラの小苗を植えてその間に
ヒヤシンスの球根をたくさん埋め込んだ
写真の右側で青々としている葉っぱは忘れな草


大きなコンテナにパンジーの花苗とネモフィラの小苗、ヒヤシンスの球根を
植え付けた