梅雨の晴れ間

 5月最後の日は梅雨の晴れ間。たまった洗濯や草むしり、スモモの枝を間引くなど、いろいろやった。昨日収穫した青梅(約1,5キログラム)に氷砂糖(800グラムくらい)と米酢(150ccくらい)をあわせてガラス瓶に入れて、梅ジュースを作った。3週間ほどで梅エキスがでて、飲めるはず。
 午後、スモモの木の伸び過ぎた枝を高枝鋏で切っているとき、老犬レオは日陰になっている駐車場の入り口近くにいた。いつもだと、前へ前へ進むくせがあり、駐車場の奥へブロック塀をくるりと回るのだが、今日は後ろに移動した。
 すみませんという声がどこかから聞こえ、えっと思い、道路に出ると、女の人がふたり立っていて、少し離れた道路にレオが倒れ、手足をばたばたさせている。近所のお菓子屋さんが、わたしを呼びに来てくれた。すみません、ありがとうと言いながら、レオを抱き上げた。暑くて発作を起こしたんだね、とお菓子屋さん。日陰ではあるがアスファルトの道路はこの時期のこの時間、かなりあたたまっている。
 暑さだけでなく、なにかのきっかけで、手足をばたばたさせる動作を起こす。そのきっかけが何なのかすべてはわからないが、音や光などの外的な刺激、お腹がすいた、おしっこがしたいなどの内的なストレスなどがあるようだ。
 抱いて家に入り、うすめた牛乳の器を口に近づけると、かなり飲んだ後、落ち着いた。水道水でぬらしたタオルを股の間と、脇にはさみ、クールダウンさせるとそのまま眠り始めた。
 明日から6月。今年の梅雨はしとしと雨ではなく、激しい降りが多いと天気予報で言っていた。雨の季節もまた好きだ。洋室から眺められる大株のアジサイは、今日の強い日差しをあび、花や葉っぱがしおれて見る影もなかった。アジサイは曇りや雨の日のほうが元気で、花の色もきれいになる。


ひと株だけ咲いたカンパニュラに蜂が訪れた
お尻をこっちに見せ、お腹を上にして無防備な姿で蜜を吸う

花粉をいっぱいつけた蜂
カンパニュラの蜜が美味しいのか、
花から花へと移動する

名前のわからないつる性の花
見た目はかわいらしいが、性質は強靭で
つるを伸ばすと家全体を被いそうなパワーがある
つるを伸ばさないように管理しているが花はたくさん咲く



開花間近の斑入り葉のアヤメ
とがったつぼみが凛として素敵