陽春の一日、友だちが家に来た

 気温が上がってコートなしで過ごせる。風が強いが昼間は冷たく感じることがなかった。

 午後2時頃、友だちが家に来てくれる予定だったので、居間に掃除機をかけ、庭道の落ち葉を掃いた。

 午前中、電話があり、少し早く来れるとのことで30分ほど早く来た。

 紙袋を持っていて、正方形の箱を取りだしながら、少し早いが誕生日のお祝いに、と言った。関西出身の友だちが向こうで大好きなケーキとのこと。たまたま今日、池袋で見つけたので買ってきてくれたそうだ。どうもありがとう!

 わたしもバレンタインのチョコレートをあげた。この時期はプレゼント交換になりますねと友だち。たしかにそうだ。おたがいをプレゼントが行き来する。

 お茶を入れ、別の友だちからもらったチョコレートを出して、食べてもらった。

 今思うと、友だちが好きなケーキを買ってきてくれたので、その場で包みをほどいていっしょに味わえばよかった。

 1時間あまりを話した。今週の土曜日の歌会(朝日カルチャーの歌会)に参加する人たちの短歌を見てもらって、どの歌がいいと思うか2首選んでもらった。友だちは理由を言って、2首選んだ。わたしが選んだのとは少し違うが参考になった。友だちが選んだ1首はわたしもおもしろいと思った。

 土曜日の歌会はコロナ禍のときはズームでやっていたが、現在は実際に集まって行う。友だちは最近、ズームを使って講習会を開くことがあるそうだが、相手の反応がわからないので苦手と言った。やはり、面と向かって相手の反応を確かめながら話す方が話しやすいと。

 自転車で帰る友だちを見送り、少したってから先ほどのケーキを試食した。とてもおいしくて、友だちと一緒に食べればよかったなと思った。ケーキのお礼とこの気持ちをラインで伝えた。友だちからも間を置かず返信が来た。