昨日は午前中、友だちが家に来て、午後は歌会へ

 昨日は雲がきれいな青空がひろがった。

 午前中、前日に約束した通り、友だちが家に来た。自転車に乗ってだが、いつもとやや違う印象を受けた。服装が変わっているためだ。ストライプのシャツ、ノーネクタイ、グレーの細身のジーンズに、グレー系のジャケット、、、。

 いままではベスト付きのスーツ、ネクタイ、ネクタイピン、ワイシャツにはカフスボタンというビジネスマンのスタイルだった。それが大きく変わって、軽装ですねと言うと、イメージチェンジを図っているとのことだ。

 何とも言い難いが、服装のイメージを変えて仕事が上手くいくならいいことだと思った。うまくいってほしいとも思った。

 ただ、本人はノーネクタイよりネクタイを締めたほうが好きと言った。首筋が心もとない感じがするそうだ。

 その日の気分で変えてみれば?と無責任な提案をしてしまった。 

 この数か月、仕事が忙しくなった友だちと1時間あまり話した。米国の学生の一部(多く?)が奨学金を借りた学生ローンの返却に苦しんでいる話をすると、友だちも学生ローンをまだ支払っているという。授業料はほとんど借りたお金でまかない、家賃はご両親が支払ったが、生活費はバイト収入をあてたそうだ。かなり稼ぎのいいバイトを見つけたそうだ。いずれにしても苦学生だったのだと、友だちに対する見方が少し変わった。

 友だちが帰った後、早めの昼食をとり、午後1時から開かれる歌会にでかけた。

 武蔵小杉駅前の高層ビルの2階が歌会の会場だ。といっても30人くらい入る部屋で参加者は4人だけなので、余裕があり過ぎるほど。

 1時から5時まで会場をキープできるが歌会が終わったのは3時少し過ぎだった。みなさんが提出した短歌の数は15首でいつもより少ない。さらに参加人数も少ないので、1首1首について話す時間が短くなったからである。

 わたしが出した1首について、解釈の仕方が分かれた。作者(わたし)のことを詠った歌か、他の人のことを詠った歌か。作者のことを詠ったと解釈した人の方が多かった。わたしは別の人のことを詠ったつもりだが、そう言われてみると自分のことを詠ったという見方も成り立つと思った。

 歌会を終え、珍しく全員(4人だが)で二次会の店に入った。4人ともケーキとコーヒーのセットを注文した。いつもこの店に入るメンバーと顔ぶれが違うので、話の内容も違って楽しかった。歌会の仲間に、若山牧水短歌大会や全国短歌大会で、佳作に選ばれたことを話した。このことはほとんど誰にも話していない。ひとりの友だちを除けば。