月次歌会に短歌を1首送る

 晴れて陽ざしがたっぷりそそぐ。気温は秋らしくそんなに上がらず、過ごしやすい。

 明日必着の明治神宮月次歌会に短歌を送ろうとずっと考えてきたが、これはと言う歌を作ることができず、後伸ばしになってきた。

 明日まで届くようにするには速達を使うしかなく、速達用の切手を2枚(最近、よく使うようになった)買ってきた。

 いくつかの短歌を考えたが、選んでいくうちにふたつのまったく違う方向の短歌が最後に残った。

 本当はあと一日くらい考えてどちらにする決めたいのだが、時間がないので直観で選んだ。どうかなと言う気持ちが残る。

 月次歌会の兼題は「器」である。

 お昼過ぎ、葉書に短歌を1首書いて、速達の切手を貼り、郵便局に行った。「速達」のスタンプを押してもらうためだ。郵便局が2分もかからないところにあるので、とても便利である。

 投函したらもう忘れることにした。しばらくして送った短歌をもう一度見直すのもいいだろう。なんでこの歌を送ったのか、覚めた目で自分の歌を見ることになるかもしれないが。

 午後は友だちに電話をして、いつも相談していることについてしばらく話した。

 夕方になる前にバスに乗っていつも行く駅前のカフェへ。短歌の歌集一冊と、短歌のアンソロジーの本を一冊持って行き、カフェで読んだ。

 月曜日の夜に受けた小池光さんの短歌教室で、自分の短歌がいかにことばの選択が甘いかを痛感した。なんとかしたいと四苦八苦している。5・7・5・7・7の限られた文字数なので、どうでもいいことば、その歌で伝えたいことをぼやけさせるようなことばは使えない。ありきたりな言葉も使えない。わかっているのに、ゆるいことばでまとめてしまう。この癖を直していきたい。