全国短歌大会に行くつもりだったが取りやめた

 朝は冷え込んだ。庭に出ると初冬の空気を感じた。

 今日は午後から神保・錦町にある学士会館で全国短歌大会の表彰式があり、選者となった歌人の講評が聞ける。わたしは佳作だったので、表彰はないが講評は聞きたいと思っていた。

 だが、朝からなんとなく調子が良くなく、出かける元気がなかった。時間がたって出掛ける時間近くになれば気持ちが変わるかもしれないと思った。

 だが、時間がたっても気持ちは変わらず、行かないことにした。

 先週の金曜日に東京メトロ半蔵門線清澄白河駅に行ったが、今日は同じ半蔵門線神保町駅に行くことになるのが、気が進まなかった。わが家からやや遠いという感覚があり、今日のように元気がない日は敬遠したくなるのだ。

 結局、欠席することにした。

 家にいてもそんなに活発にはなれず、庭道や駐車場の落ち葉を掃除したり、少し前に伐った木の太めの幹をノコギリで切ってごみ出しできるよう束ねた。

 てきればベニカナメの剪定の続きをしたかったが、そこまでてきる気力、体力がなかった。今年は庭木の剪定が大幅に遅れている。コロナにかかり、この10月に風邪をひいたのも影響している。

 夕方、近くのコンビニに買い物に行った。南東の空に半月が出ていた。風が冷たくなり、空気が乾いているからだろうか。くっきりときれいだ。行き帰り、なんども眺めた。帰りは遠回りして帰った。灯りが点り始める、この時間が好きである。