うれしいことがあった

 雲は多いが日差しはそそぐ。太陽をかくさない薄い雲なのだろう。

 風邪をひいて以来初めての部屋の掃除をした。10日ぶりくらいか。掃除機がすいとったごみはいつもより多い。

 午前中早い時間に友だちよりlineがあったが、すぐ返事をせずに1時間ほどあいだをおいて返信した。lineのやりとりはそれほど好きではない。

 お昼頃、家の郵便受けを覗くと封書がひとつ入っていた。近くの菓子屋に行く前だったので、買い物袋に入れてそのままにして、途中で見た。

 若山牧水短歌大会から、わたしの短歌が佳作に入賞したとのお知らせだ。昨年も入賞したが今年はどうかなと思っていたのでうれしい。この大会は2017年から短歌を送っている。今年で7回目で、いままで4回、入賞している。いずれも佳作で、さらに上の賞をめざしているが、今のところかなわない。

 ただ、最初の2回の入賞作に比べると短歌の歌い方がまったく違う。最初の2作品はたどたどしい歌い方だ。せいいっぱいという雰囲気がある。今はよりなめらかに自分の伝えたいことを伝えられるようになった。もっともっと自在に歌えるようになりたい。

 自分の短歌がたどった歴史というと大げさだが、努力した軌跡をひとつの短歌大会に出品した作品に見ることができて、とても励みになり、次へと頑張ることができる。若山牧水短歌大会に感謝である。

 間を置いてラインのやりとりをした友だちに入賞を知らせた。おめでとうと絵文字付きで返ってきた。

 さあ、風邪もほぼなおったし、

いい短歌を、わたしが詠いたい短歌を詠えるように励むことにしよう。

 

昨日より雲の多い空

金木犀は花盛り

もうこぼれる花もある