この秋いちばん寒い朝

 昨夕からぽつぽつ降り始めた雨だが、今日は朝から雨で気温が下がった。最低気温は13、9℃。日中も1ヶ月さきの寒さとのことだ。

 今日は一日、家で過ごすことになりそう。気分転換に珈琲を飲みに行ってもいい。

 昨夜、変な夢を2つ見た。もっとたくさん見た感じがあるが、覚えているのはふたつだ。

 ひとつは夢の中でなぜかわたしが合唱に誘われる。どこかでみなさんの前で合唱するらしい。合唱団を率いる先生から声をかけられ、断れないと思う。たが、歌ってくれという歌をわたしは知らなかった。しかたなく、参加しなかったのだが、いろいろな理由で参加しない人が数人いて、ほっとするという夢。

 もうひとつは、男友だちとわたし、見知らぬ男女一組が、あるところにいる。避難所みたいなところだ。わたしはふいにそこから出たくなり、出てしまう。街には大勢の人がいて、どこかに向かっている。それを見て、わたしもその流れの方向に行こうか、それとも友だちがいるところに戻ろうか迷い、ここで目が覚めた。

 どちらも宙ぶらりんなわたしを暗示する夢だ。誘われた合唱にはわたしが歌を知らないという理由で参加できず、どこかに親しい友だちと避難したのに、そこにいていいのか、違うところに行きたいという気持ちに揺れるじぶんがいる。

 身の置き所が定まらず、宙ぶらりんなら宙ぶらりんのままでいい。そういう自分を受け入れようと夢から覚め、思った。結論を出さず保留ボタンを押しておこうとも思った。

 冷たい雨が降っているので、庭仕事はもちろんできない。かえって家でのんびりできるような気がする。

 愛知県に住む知人から詩集を送られたが、まだお礼の手紙を書いていなかった。便箋を持ってきて書き始めた。

 途中で友だちからラインが入り、ときどきやり取りしながら、手紙を書いた。

 手紙を書くことをためらっていた1ヶ月ほどが嘘みたいにすらすらと書いた。書くタイミングがあるようだ。

 午後はクリント・イーストウッドか監督をして、主演もしている映画「クライ・マッチョ』を見た。90歳を超えての主演作だが、恋愛もからんできておもしろかった。

 恩人の要望で、母親の元にいる息子をメキシコからテキサスに連れてくる。おじいちゃんと孫みたいな組み合わせだが、少年はイースト・ウッド演じるマイク・マイロから男の人生のあり方を教わる。