午前中はベニカナメの剪定の続き

 気温は秋らしく低めで、空は晴れ上がり、気持ちのいい日曜日。

 午後からは日差しが弱くなったのは雲が出て来たからだろうか。

 朝は7時近くに起きたので、NHK短歌は見られなかったが9時から放映の日曜美術館を見た。版画家、棟方志功の特集だった。現在、国立近代美術館で展示会を開催中のようだ。

 目を版木にくっつけるくらいの至近距離で掘り進める姿がなんども紹介された。72歳で他界された作者の最後の作品は、飢餓で弱っている虎とお釈迦様の絵である。釈迦は顔を虎のほうにさしむけ、足は天を向いている。自らを虎の食べ物として差し出している絵である。

 涼しいので庭仕事をしようという気持ちになった。

 家の裏側、隣家との境にベニカナメをかなりの本数植えているが、2~3週間前から剪定をはじめた。何日か間をあけて進めてるのでなかなか剪定し終えない。切った枝は膨大なものだが、そのまま地面に放置したまま。剪定するごとに少しづつ束ねて紐で括ったり、ゴミ袋に収めているがまた新しく切るので、いつまでたっても地面は枝がいっぱいの状態だ。

 今日もまず地面の枝の長めのものを束ねたり、小枝をゴミ袋に入れてから(ぜんぶでなく一部分)、剪定をはじめようとした。

 だが取っ手の長い植木ばさみの切れ味が良くないことを思い出し、すぐ家に戻って台所で研いだ。ていねいに研いで、剪定がスムーズにいくようにした。

 また裏手に回って、取っ手の長い植木ばさみと、短いものとノコギリの三つの道具を使って剪定をすすめた。いつもなら、5月に剪定するのに切らずに夏を越したために、上に伸びている枝はどれも太くしっかりとしている。ノコギリで切った方がいいものが多い。まだ枝と枝が絡み合い、混み合っているいるところもノコギリで切った。 

 全部は伐れなかった。まだいちばん繁っているところが残っている。道路に近いほうの日当たりがいいところだ。

 ここが止め時と判断して、家に戻った。12時半になっていた。研ぐのも入れて2時間弱かかった。

 昼食を食べ、しばらくたってから昼寝をした。起きて今ブログを書いている。