秋の空高く美しい雲がひろがる。こんな日に生きていられるなんて、ラッキーなわたし。
午後1時から横浜ルミネで高野公彦先生の短歌教室がある。いつもより一本遅いバスに乗ったが、余裕で着いた。
26名が26首を提出し、プリントしたもの2枚が教室に置いてある。それを各自受けとる。今日も数名が休んだ。
わたしが出した歌は過ぎ行く時間を詠ったもの。遠くの夕空に群れをなして飛ぶ鳥の影を過ぎ行く時間の影に重ねた。おもしろいと一言言われ、直しはなし。
最近、時間が過ぎて行くのを手でさわれるくらいにひしひしと感じる。しかも、わたしがどんどん音をたてて変わって行くのも感じる。動くものに興味が向かう。
変わっても大切なものは失いたくない。ではわたしの大切なものとは?
高野先生から同人誌「桟橋」の創刊号を渡された。以前、読ませていただければ、とそれとなくリクエストした。それからだいぶ時間がたったのでわたしは忘れていたが、今日は、次の教室までに読んできて返してほしいと渡されたのである。
家に帰ってから読むつもりだが、すごく楽しみだ。昭和60年1月5日発行。頒価1000円。発行人、奥村晃作。編集人、高野公彦。