三月に入りはじめて国会図書館に行った

 さくらの開花が宣言されたが、かえってそれからの方が気温が下がったようだ。今日は冬物のコートを着る人も目立つ、冬の戻りのような一日となった。明日からはもっとも寒くなるようだ。

 2月中は3回も通った国会図書館だが3月になって今日はじめて行くことにした。簡単な弁当をもって行ったが、容器の密閉度が悪くて中から漏れでてしまった。食べたあと、その容器は捨ててしまった。もう少し機能的な、密閉度の高い容器を買うことにしよう。

 図書館では、総合短歌誌を3誌と歌集を3冊、歌人同士で互いの歌集を論じあった記録集、故人となった歌人、松坂弘さんの著書『観賞江戸時代秀歌』を閲覧した。数が多く、全部目を通した訳ではない。

 明治神宮の月次歌会で指導していただいた講師のおふたかたが昨年末、相次いで亡くなられたことを今日読んだ短歌誌で知り、驚いた。振り返りつつ感慨にふけった。

 明治神宮の月次歌会は4月から再開されるが、新たな講師の方二名に替わっていたのはそういう事情だったのか。

 閲覧した本のなかでは、歌人たちがお互いの歌集を具体的な短歌5首を選んで論じあう記録集が面白かった。複数の歌人が選んだ歌は重なりあうものとまったく違うものがあり、解釈もまた違ってくる。

 あと江戸雪さんの歌集『声を聞きたい』がよかった。全部は読みきれなかったが。

 

バス停から花火が見えた。


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