朝7時前にカーテンを開けると、庭にうっすらと雪が積もっていた。昨夜は夕方から気温が下がり、夜に向かってますます冷えたが起きている間に庭を見ることはなかった。夜のどこかの時間から雪が降り始めたようだ。
わたしはあたたかい布団にくるまり、ぬくぬくと眠っていた。一回、目が覚めたがすぐまた眠りについた。眠っている間に、雪が降ったのかと思うと胸がときめくような感じがある。真っ暗な空からこぼれてくる白い破片がしづかに地上をおおっていく。
豪雪地帯に住む人は雪に対してこんなメルヘンのような思いを抱くことはないだろう。わたしも目の前を雪が次から次へと降ったときは驚愕とか畏敬に近い気持ちで見たことがある。暴力的でさえあると思ったことも。
朝の日差しに消えていくうっすらと積もった雪だから、メルヘンに似た気持ちが起こるのだろう。
日中は家にいて、部屋の掃除をしたり、パソコンに向かい時間が長かった。
1月末必着の季刊の短歌誌に送る短歌10首はまだできていなく(だいたいできているが最後の仕上げに手間取っている)、数首の入れ替えをした。夕方近く、なんとかまとめたのでプリントアウトした。
まとめた勢いで買い物に出かけた。バスの乗って二子玉川へ。よく行くカフェでひと息つき、歌集を読みながら自分の短歌を作り、ラインのキープメモに記した。するとさきほどまとめた短歌より新しく作った方がいいのでは、と言う気持ちに、、、、。
どこまで迷ってもきりがない。カフェに1時間半ほどいてから、カフェからすぐ近くのスーパーマーケット(地下にある)で買い物をして、バスで帰った。