とても寒い一日、車で図書館へ

 空気がびしびし音をたてそうなほど冷たい一日。どんよりとした空から雨のようなものが落ちて来て、うっすらと道路を湿らす。雨というほどの量ではなく、雲から我慢しきれずに漏れ出した寒気の粒みたいなものか。

 この粒が夜になると雪に変わるのだろうか。

 冷たい空気のなかを車に乗って図書館に行った。昨年から借りていた本を返し、予約は入っていなければ再度借りるためだ。

 寒さのためか、図書館にはあまり人がいなかった。貸し借りの手続きも早くすみ、停めた車の方へ向かうと、大田区の職員という腕章をつけた男の人が立っていて、近隣の人に迷惑なのでここに車を停めないように、と注意された。

 車をここに停めないと8~10冊もの重たい本を持って歩かなければいけない距離が長く、困ったものだ。なるべく貸し借りに来る回数を少なくして、滞在時間も短くして、車を使うしかなさそうだ。

 帰り、短いドライブをした。駒沢オリンピック公園まで行き、目黒通りに出て帰るコースだ。駒八通り(駒沢通りと環状八号線を結ぶ道)沿いの竹林が半分伐られて、大きな店舗に変わりそうだ。駒沢オリンピック公園がある世田谷区は、わりあいと交通の便が悪く、電車が通っていな地域が多い。それでも住宅や店舗へと土地が切り開かれていく。

 家に帰り、夕方になって友だちから電話があり来週家に来る約束をした。もう1本電話があったがこちらは武蔵小杉の歌会の仲間で、3月の歌会のための短歌を今日わたし宛に送ったという内容だった。