昨日は世田谷美術館へ、今日はホームセンターへ

 おだやかな晴天が続く。気温もこの二日間はそれほど寒くない。

 昨日はお昼前に家を出て、車で世田谷美術館に「祈り・藤原新也」展を見に行った。環状八号線沿いの公園内にある美術館だ。公園はもとはゴルフ場だったので、ゆるやかな起伏のある公園となっている。

 美術館専用の駐車場を無料で使える。東名高速入り口のところを左折して、東名高速の下を潜る感じで行くと広めの駐車場がある。ここに車がたくさん入っているのを今まで見たことがない。

 車を停めて、公園内を歩いて数分で世田谷美術館が見えてくる。

 チケットを買って館内へ。藤原新也はわたしが20歳代後半ぐらいから好きになった写真家であり、作家でもある。『全東洋街道』や『東京漂流』など、印象深い本がいくつもある。一度、朝日新聞が主催した講演会にも出席したことがある。

 タップ細胞を発見したという発表で有名になった小保方さん(名前は忘れてしまったー)についても、講演会で語った。今回も小保方さんの大きなポートレイトが展示してある。前を向いたまま涙を流している写真だ。他に旧姓山口百恵さんの芸能界を引退する直前の大きな写真が展示してあった。

 初期の作品から最新作まで、じっくりと見させてもらった。香港の雨傘運動の写真もあった。藤原新也は現地で香港の若者たちの抗議活動を写真に収め、取材してまわり、その日のうちに撮った写真に手書きのコメントつけてSNSで発信した。

 コロナ前とコロナ後の澁谷でハロウィーンに集まった人たちを撮った写真も展示されていた。藤原新也も仮装して渋谷の街を回り、写真を撮り、話を聞いた。コロナ前はヤクザの格好で、コロナ後は防護服で仮装したそうだ。

 ほかに無料の展示会があり、そちらも見た。萩原朔美というアーティストと、名前を忘れたがイラストレーターとのふたり展だ。萩原朔美は写真の作品も展示しているが、藤原新也とは根本的に発想が違う。こちらも別のおもしろさがある。

 例えば、舗装道路に描かれた自転車マークを撮影しまくって、「反復と差異」というタイトルで写真を並べた作品や、100年の時を経た定点写真を3枚並べる作品など。

 明治時代のある街角と平成の同じ街角の写真のように。萩原朔美は詩人、萩原朔太郎の孫にあたるので、朔太郎が写真館で妹と撮った写真の服装、構図すべてをそのまま模倣して、朔美と朔太郎の妹の孫で同じ構図の写真も撮った作品もおもしろかった。

 

  今日は昼食を食べた後に、やはり車で少し離れたところにあるホームセンターに行った。もうすぐなくなりそうなトイレットペーパーをはじめ、年越しに必要なものも買った。外にある園芸売り場ではビオラプリムラ、シロタエギクなどの花苗を6~7個ほど買った。

 チューリップやヒヤシンス、スイセンムスカリなどの球根をたくさん植えたが、まだ植えられる場所が残っているので、、草花をいくつか植えて寂しい冬の花壇に色どりを添えたいと考えた。

 あと、プリンター用のインクをひと色、シアンを買った。年賀状はわたしの住所・氏名などをプリントすればいいだけになったが、シアンの色が残り少ないので途中で切れて買いに行くのは嫌だと思ったので、事前に用意したのである。

 

藤原信也展では、有名人の顔写真以外はすべて撮影可である。これは初期の(藤原が20歳代のと黄)作品。眉毛を描いた犬の写真