おだやかな秋の晴天、武蔵小杉の歌会に行く

 いろいろあった令和4年も11月になった。時間が過ぎるのは早くて、一度過ぎた時間は取り戻せない。今のこの一秒も過ぎ行く一秒で、この一秒が重なり時間が過ぎてゆく。

 いま満月は地球の影に喰われている。やがて完全に月が隠れてしまう。午後7時16分くらいに月が完全に地球の影に隠れてしまう皆既食となるようだ。天王星蝕と皆既食が重なるのは442年ぶりという。人の一生は短いとつくづく思う。

 午後から武蔵小杉で歌会が開かれた。歌会の司会を務めるのに時間に遅れてしまった。でがけにパスモがどこかに行ってしまい、探すのに手間取ったのと、家を出て数分でイヤリングを落としてしまい、道を引き返し探していたためだ。パスモは見つかり、イヤリングは見つからなかった。

 歌会の司会を務めながら、どこかで楽しめない自分がいることに気づいた。気持ちの変化は仕方ないと思うようにしている。

 今回の皆さんが出した短歌は前回よりすごく良くなったと仲間のひとりが言ったがどうだろうか。前回の歌会ではひどいと思う歌がいくつかあって、気持ちが沈んだのは確かだが。

 1時から始まり4時少し前まで、歌会が続き、最後に16首の歌の作者をみんなに教え、何人の人に選ばれたかを知らせる。今回は4人に選ばれた短歌が2首あった。わたしは3人に選ばれた短歌が2首、1首はひとりに選ばれた。

 歌会のあとはいつからかみなさんすぐ帰るようになった。以前は行きたい人だけ二次会的に珈琲を飲む時間を持った。そこでも話に花を咲かせたが。

 何となくいろいろなことが変わり目にあるような気がしている。

 

  今夜は442年振りの天王星蝕(皆既食と重なる天王星蝕が)東京では午後8時40分から始まる。