秋のおだやかな日、蒲田で開かれる歌会に行く

 今日は午後から蒲田で歌会が開かれる。

 昨夜早い時間に眠くなり、入浴しなかったので朝風呂に入った。たまには朝の時間にお風呂に入るのもいいなと思った。

 早めの昼食をとり、でかけた。バスに乗り最寄り駅に出て、電車で終点の蒲田まで行った。少し時間があったので、駅ビルに入っているアクセサリー店でイヤリングをつけて試した。

 歌会が始まる時間近くに会場に入る。いつもの会場とは廊下を挟んで反対側の部屋で、窓を開けると先ほど乗ってきた電車の線路が近く、通るたびにかなり音が響く。コロナ対策の換気を考えて開けていた窓は途中閉められた。

 歌会に提出された短歌はぜんぶで15首、歌会参加した人は11人、先生がひとりで歌会が進められた。先生が言われるにはこの歌会に参加する人たちの短歌は上達していることがよくわかるので、次の歌がどんな歌なのか楽しみとのことだ。

 このままで、または少し手を入れるだけで通用する歌が多くなったと言われた。

 わたしの歌も同様で、よくできているとほめられた。

 みなさんの歌をぜんぶ講評した後は、先生がよく知っていらっしゃる歌人の歌集から20首あまりを抜粋したもののプリントが配られた。渡辺松男さんと言う歌人で闘病生活を送っている方だ。歌集の名前は『牧野植物園』という。なかなかおもしろい、素敵な歌があって、この歌人を知ることができてよかった。

 歌会の後は会場の椅子とテーブルを動かして元の通りにした。かなり大変な作業で、歌会の前に早く来た人が動かしてセッティングしてくれたことをありがたく思った。 

 会場を出て駅前へ向かう道で歌会の仲間の一人に会ったので、お茶を誘い、小一時間話した。この人は2年ほど前、この歌会に来ないかと声をかけてくれた人で、いつか話してみたいと思っていた。