晴天がひろがる土曜日、国会図書館に行く

 朝方の空は雲一つなく、きれいな青空だった。梅雨がどこかに行ってしまったような、本格的な夏が始まったような天気だ。

 昨夜はあまり睡眠時間がとれなかったが、朝早めに起きた。二度寝をしてしまうと次に起きる時間が遅くなり、一日が短くなるような気がしたからだ。

 最近、金曜か土曜日に行くことが多い国会図書館だが、早めの開館時間近くに行くことにした。

 図書館は9時開館と記憶していたので9時少し過ぎに着くように。バスに乗り電車を乗り継いだ。8時半くらいに最寄りのバス停を出るバスは、思ったより混みあっていた。土曜日のこの時間に出かける人が多いという事が、やや驚きだった。 

 バスだけでなく、電車もそれなりに混んでいて、休みの日は朝早くから動く人が一定数いることに気づいた。

 国会図書館は9時半開館で、わたしが着いたのは9時20分ころ。開館まで並んで待った。開館直後の図書館はさすがに空いていて、好きな席を選ぶことができた。閲覧したい本を受け取るカウンターに近く、廊下にすぐ出られる席を選んだ。水を飲むにも端末を置いた席では飲むことができず、廊下に行って飲まなければいけないので、このためである。電話がかかってきたときも、廊下に出て取ればいい。

 今日は永井陽子さんが親友といっしょに作った同人誌「詩線」を全号(1~32号まで)、歌集は奥田亡羊の『花』と『男歌男』、佐藤弓生の『眼鏡屋は夕ぐれのため』の三冊を閲覧した。

 『花』を最後まで読み、『眼鏡屋は夕ぐれのため』も読み終えた。

  そんなに好きな歌人ではなくても、この歌はいいと思うものが必ずあるので、自分の好みで歌集を選び過ぎずに広く読んでみようと思った。

 3時40分頃まで図書館にいて、帰りも永田町から二子玉川へ。電車で移動した。二子玉川無印良品で少し買い物をしてから、東急ストアで今日の夕食と月曜くらいまでの食料を買った。

 重たいレジ袋を持って、いつものカフェに入ると席が空いていたのでゆっくりすることに。ホットのブレンド珈琲とチョコラータというケーキを注文。ラインで短歌を作りながら、あたたかい珈琲にいやされた。

 

夕ぐれがいつしか夜になるやうに変わりゆくこと受け入れむとす

 

ささやかな時間を重ねて作りたるふたりの関り強くて脆い

 

この道の先に入道雲のごとビルがあること母知ることなく